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  • 執筆者の写真Kichijoji CoderDojo

Minecraftカップ2022振り返り

更新日:2023年5月2日

Minecraftカップはまだ続きますが、CoderDojo吉祥寺として初挑戦したここまでの活動を振り返ってみました。

CoderDojo吉祥寺はマイクラ初心者

  • 私(チャンピオン)はマイクラはJava版をちょっと試した程度で全くの素人

  • 娘(ジュニアメンター)もマイクラはちょっと触った程度

  • 夫(メンター)はほぼノータッチ

だから今までCoderDojo吉祥寺ではマイクラを一緒にやれる状態ではありませんでした。

 

Minecraftカップ参加のきっかけ

  • 教育版マインクラフトが学校だけでなくCoderDojoでも利用できるようになった

  • 中学生ニンジャがみんなで作品作りをしたいと言い出した

  • 聞いてみたらマイクラやりたいニンジャがたくさんいた

 

教育版マインクラフトを自分で試してみた

6月、まずは自分でライセンスを1本購入して試してみました。

MakeCodeでウミガメをいっぱい出してみました。

そしてしばらく触っていると確実に酔う…

 

6/25 CoderDojo吉祥寺で教育版マイクラお試し会

とりあえずホストする方法がわかったので、お試しアカウントを複数作ってCoderDojoで試してみました。

会場のコミセンのネットワーク設定のせいなのか、マルチプレイはうまくいかず、それぞれで試しただけでしたが、その場にいたニンジャたちが、ぜひチームでマイクラカップに出たいと前向きに👀


マイクラ好きの中学生が、自分が中心になってやるから、ということだったので、それなら、と正式にマイクラカップの参加を決定しました。

(「中心になってやる」の意味を共有できていなかったことに気づくのはこの2ヶ月後…!)

 

7/17 CoderDojo吉祥寺 Minecraftカップ キックオフミーティング

ここからはマイクラの活動はすべてオンラインでやりました。

集まったメンバーは5人(後に1人追加)。小1から中3の幅広いメンバーで、道場の常連で普段はScratchをやっているニンジャが4人、マイクラをきっかけに道場に参加したニンジャが2人でした。

いつもはScratch中心にジュニアメンターをしている娘は、今回エントリーはしたものの、主にプレイヤー&ちょっとしたお手伝いとしての参加です。

Google Jamboardでアイデア出ししたら、初めてのニンジャからも活発に意見が出ていい感じでした。なんだ、ちゃんと話し合いできるじゃん、と思ったのもつかの間、いざマイクラのワールドにみんなで入ってみたら案の定目の前のブロックに夢中になってカオスに🤣

マイクラ素人の私には何が起こっているかわからないまま道場が終了😵

 

Minecraftカップ建築強化週間!

夏休みに入り、午前中オンライン上のoVice会場に集まって作品作りをする日々が始まりました。

我が家の都合で、作業が可能な日は前半2週間に集中していたので、毎日のように集まっていました。

最初はみんなが何を言っているのかほぼわからなかった私も、だんだん言葉がわかるように…!


まず新しいワールドを作って、良さそうな場所を選び、Googleスライド上に地図を貼りました。

(地図はClassroomモードで作成)

Jamboard上で挙がっていた施設をスライド上の地図の好きな場所に置いていき、作る施設の分担をしました。

敷地が1000×1000ととても広いこともあり、分担してそれぞれ一人で作る施設は平和に建築が進んでいきました。


チームのルールはこんな感じ。

  • 自分のエリアでは自由に作っていい

  • ほかの人のものは勝手にに変えない

  • BGM・効果音などは音量を下げる

  • ストラクチャーブロックやコードビルダーはコピーされたワールドで練習する

私は自分がマイクラに入って動いていると酔うので、oViceでみんなの共有画面を眺めていました。


意外だったのは、Scratch勢が多いのに、建築はもっぱら手作業だったこと。

省力化は、MakeCodeより手作業×ストラクチャーブロックのほうが早いとのことでした。そうなんだ💦

それでも、エージェントがかわいいから、とMakeCodeにチャレンジしてくれたニンジャがいて、単純作業をやらせるだけでなく、自分で作ったお部屋でエージェントとたわむれるプログラムを作っていたのが面白かったです。

終盤には大きな構造物をMakeCodeで作るニンジャもいました。でも建築に時間がかかるのにエージェントから離れると止まってしまうので不便だなーと思いました。あれが一瞬でできるならもっとみんな使う気がします。

それぞれの建物ができてきたら、その日の最後の15分ぐらいを使ってみんなでワールドの中をツアーしました。

 

作品を作ることとコンテストに応募することには大きな溝がある

みんなマイクラでの作業は好きでも提出物は好きではありません。そりゃそうでしょうね~。

一通り計画していた施設が形になってきて、そろそろ資料作りやまとめに入っていったほうがいいんじゃない?と声がけしていましたがスルー。

当初、中学生ニンジャに「中心になってやるから」と言われた私は、こういったまとめもやってくれると勝手に解釈していたのですが、実際はマイクラの作業を指していたんだとわかりました😭

そこでGoogleスライドに提出物の元になる情報をそれぞれの施設ごとに書き込んでもらうためのワークシートを作りました。

夏休み後半はあまり集まる時間が取れないので、各自資料を埋めてもらって、それを元に最終週に提出物を作れたら、と思っていました。

ところが、このワークシートもなかなか埋まりませんでした💦

そもそも文字ベースで情報をやりとりするのが苦手なニンジャもいます。

時間外でのやりとりのためにDiscordサーバーも作ってありましたが、思うようにコミュニケーションが取れず困りました。

チャットや共有資料を読んでリアクションしてもらうことがこんなに大変だとは…😭

 

8/28 CoderDojo吉祥寺&チーム内での締切日!

中学生のテストの関係で、この日がチーム内での完成目標となっていました。

もうこの日しかないので、今の時点でやり残していることを道場当日までにリストアップして共有しました。

最初またスルーされかけたので、人ごとに分けて表にしました。ここまでしないと自分のことだと思わないのかもしれません😓

道場の日は午前中にも時間を取って最後の作業。

ちょっと目を離すと自分の施設の細かい改良に行ってしまうニンジャに声をかけて引き戻し、やりのこしリストを見せて励ましました。


道場の時間は全員集まれるのが最後だったので、みんなで花火をバックに記念撮影しました!


その後、レース場のギミックをデバッグしていたらTPコマンドで大事故発生!

あまりの絵面に一瞬うろたえましたが、その日午前中終了時のデータはバックアップしていたので、そこまで戻すことで事なきを得ました。バックアップ大事!😇


最後に飛び込み参加してくれた小1ニンジャの建築も何とか完成✨

提出物の作文も心配していましたが、残り1時間で本気出した担当ニンジャが怒涛の打ち込み。

提出物は画像と動画を残して道場は終了しました。

本当はみんなで最後にゆっくりツアーしたかったなあ🥺

 

動画担当の小学生が最後のがんばり

提出物の画像は娘と一緒にみんなが書いてくれたワークシートの内容を地図に合わせて切り貼りしました。

ちょっと残念だったのは、いろいろな見どころがワークシートに書いてなかったために反映できなかったこと。

ワークシートを書いてもらうって大変なんですね。学校の先生とかすごいなと思います。


動画担当はみんなが撮影した動画やスクリーンショットを素材に1分の動画作りをがんばってくれました。

1000×1000の広さにたくさんある施設を1分で紹介するってとても大変なこと。

大事なことにしぼったほうがいいよ、という声がけはしましたが、それぞれの作者が撮った素材をできるだけたくさん入れたいという本人の熱意を尊重しました。

そして無事動画も締め切りまで5日残して完成✨

みんなにチェックしてもらって無事締め切り前日に提出することができました👏

 

Minecraftカップ参加のサポートをしてみて感じたこと

オンラインですが継続的に場所を提供するのは初めてだったので、ニンジャとたくさん交流できたのはよかったです。

マイクラのマルチプレイは協力する時はもちろん、別々に作業をしていても確実にニンジャ同士の会話が増えるのを感じました。

それぞれが自分の作品を作っているのは前から見ていましたが、チームになるとどういう動きをするのか、というのは未知の世界でした。後で考えたら一人もリーダータイプがいなかったですw


最初は環境を提供するだけでニンジャに全部お任せのつもりでいたのに、結果そうもいかず結構時間が溶けました😂

もともと私は子どもたちが作る自分の「好き」が暴走した作品を見るのが好きで道場をやっているようなものなので、本当はテーマが決まったコンテストは好きではありません。

道場では基本的にみんな好きなことしかしていないので、コンテストに提出するための提出物の作成作業を「させる」というのが道場としては初めてで、どこまで関与するか悩みました。できなくて提出できなくてもそれはそれで学びでは?と思ったりもしましたが、せっかくここまで作ったのだから、と結果的に私がリーダーとしての雑用をしてしまった感があります。


内容についてはニンジャたちにお任せでしたが、今回、小学生のほうがご家庭で親子でテーマについて考えてくれていた印象です。中学生はむしろ距離感が難しいので、本当にテーマに興味がある子とそうでもない子ではアウトプットが大きく違ったのではないかなと思います。

コンテストは難しいですね…。


作品紹介はまた後日したいと思いますが、今回作った建物はみんな個性があふれていて、見ていてとても楽しかったです!

今度はみんなが本当に好きなものだけで作ったワールドでShow&Tellしてみたいなあと思います。

 

投票はまだ参加できます!

コンテストに出場しなかったニンジャも、エントリーすればみんなが作ったワールドを見に行って投票に参加することができます。

こちらのライセンス貸出プログラムのライセンスが残っていれば利用できるので、CoderDojo関係者の方はぜひエントリーして教育版マインクラフトを体験してみてください。


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